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アスパラはどうして立てて売られているのか [野菜]

スーパーなどでは、アスパラを横に寝かせて売っているところは
あまりないと思います。
店によっては、アスパラをうまく立てられるような什器を使っているところも。

何でアスパラをわざわざ立てて売るのでしょう。見た目の問題?

それは、寝かせておくと、光の方向にアスパラが曲がっていってしまうからです。

もともと、アスパラは光に向かってにょきにょきと成長するもの。
ですから、たとえ収穫された後でも、寝かせた状態で光が当たった状態にしておくと
そちらの方向に向こうと曲がってしまいます。
また、その際にエネルギーを消費し、鮮度が落ちてしまいます。

また、これは野菜全般に言えますが、
成長した方向と違う向きに陳列すると、野菜にストレスがかかり、
劣化が早くなります。
ですから、だいこんなども、横ではなく縦に陳列するのが正解です。

カットされたキャベツの断面がボコッと膨らむ理由 [野菜]

スーパーでよく売られている、半分にカットされたキャベツ。
断面がボコッと膨らんでいるものを見たことはないですか?

キャベツや白菜などは、芯の部分が残っているとまだ生きているのです。
ですから、成長しようとして、膨らんできてしまうのです。

すなわち、断面がボコッと膨らんでいるキャベツや白菜は、
カットされてから時間が経過している、という訳です。

よく、変色していないかどうかで鮮度を判断しがちですが、
私の経験上では、変色する前に、膨らみはじめるほうが多い気がします。

よくある話ですが、こういうものはいったん裏に下げて、
切りなおしてるっていうオチが待っています(笑

これを逆に考えると、キャベツや白菜を保存する際は、芯をくりぬいて
そこに濡れたペーパータオルでもつっこんでおくと、
長持ちさせることが出来ます。



大根にすが入っているかどうかを調べる方法 [野菜]

大根を1本買ってきて、
さぁ、料理しよう、と切ってみたら、すが入ってた・・・
なーんてこと、まれにありますよね。

こればっかりは、切ってみなきゃ分からない、というのが正直なところで、
絶対に避けたい、という方は、カットされた大根を買うのが無難でしょう。

ただ、ある程度、見極められる方法があります。

ポイントは、葉っぱの茎です。

茎のほうを1本、ぽきっと折ってみましょう。

このとき、茎の断面に穴が開いていたら、
かなりの確率で、すが入っています。

さすがに店頭でだいこんは切れないでしょうけども、
茎の1本ならば、怒られることはないはず。

daikon01.jpg
▲茎を二つ折りにした状態。中に空洞があると、だいこん自身も空洞化が起きている可能性が高い。

ただし、すが入る前兆みたいな状態のものは、この方法では
見つけられないかもしれません。



かいわれ大根の鮮度の見極め方 [野菜]

さて、問題です。
かいわれ大根は、どこを見れば鮮度が見極められるでしょうか。

茎の色? 葉が枯れていないか?

ぱっと問題を出されると、なかなか答えられないかもしれません。
でも、すごく単純。

正解は、茎の長さです。

かいわれ大根を育てたことのある方ならすぐにピンとくるでしょう。
そう、実は、売られている状態でも、成長しているわけです。

ですから、短いほうが店頭に並べられてから時間が経っていない証拠。

逆に、ふたの付近まで葉がわさわさとしているものは、
店頭に並べられてから、時間が経過している証拠。

成長しきった状態で店に入ってくることは、普通はあり得ませんからね。

かいわれ大根に限らず、スプラウト関係のものはほとんど当てはまります。

どれもこれも、わっさわさのかいわればかりの場合、
その店の野菜の回転率が悪いことを疑ってみてもいいかもしれません。



レタスは重いほうがお買い得? [野菜]

知ってる人は知ってる話ですが、
スーパーでたまに耳にする会話。

「あー、こっちのレタスのほうが重いよ。こっちにしようよー」

うーん、それ、間違ってるんだけどなぁ・・・と思わずつっこみたくなってしまう。

ずばり、レタスは軽いほうが美味しい。

重いものは、収穫が遅れ、成長が進んでしまっており、
葉が固くなってくるので苦みが出てしまうのです。

1/2カットされているものならば、断面を見れば分かりますが、
中がぎっしり詰まっていないものを選びましょう。


なお、梅雨時のレタスには要注意。
ただ重いだけならまだしも、梅雨時のレタスは、雨が中にたまってしまい、
水分で中が腐って重たくなっている可能性があるため。

玉の状態で見極めるのは難しいですが、重い場合、
上から軽く押してみて、ぐにゃっとした感触があるものは要注意です。


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完熟のたねなし柿 [果物]

スーパーなどでよく見かけるたねなし柿。

実際に並んでいるものは、刀根(とね)柿という平核無柿の一種を
アルコールで渋みを抜いたものが多い。
つまり、元々は渋柿なわけです。

渋みの抜き方は色々ありますが、いちばん良く知られているのは、
ヘタの部分に焼酎をつけて、袋に密閉しておく方法でしょう。

たねなし柿は、やはり熟したものが甘みが格段に増し、美味しい。
中でも、完熟状態でぶよぶよになったものは、最高のデザートです。

熟していない柿を置いておいても、ぶよぶよの完熟になるまでに
相当の時間がかかるか、その前に腐ってしまうこともありますが、
たまーに、箱の中に1つか2つほど、このぶよぶよ柿が入っていたりします。

そんなものを見つけたら、まず少し冷蔵庫で冷やし、
横に切ってみましょう。

こんな感じに。

tanenashi.jpg

あとは、スプーンですくって、食べるだけ。
柿のゼリーです。

ちなみに、完熟状態が美味しいのは渋柿であり、
富有柿などの甘柿は、完熟の一歩手前がいちばん美味しい状態なので、
お間違えなく(好みにもよりますが)。
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