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洋なしの食べ頃の見極め方 [果物]

10月頃になると、スーパーには洋なしが次第に姿を見せ始めます。

洋なしといっても、品種はさまざま。
最初の頃は、バートレットやオーロラなどが出回りますが、
10月の中旬頃には、誰もが一度は聞いたことがある、
ラ・フランスが出回り始めます。

ところで、これらの洋なし、
食べ頃を知らないと、何となく買ってきて切ってみたものの、
固くて全く美味しくなかった、なんてことになりかねません。
(実際に、そういったクレームを受けたことがあります)

洋なしは、収穫後に成熟する果実です。
ですから、店頭に並んでいるものは、まだ熟して食べ頃でないものが
多いのです。

とはいっても、洋なしの食べ頃の見極め方はけっこう簡単。

1.果皮が、緑色から茶褐色に変色してきた頃

2.軸のまわりを押してみて、やわらかくなった頃

3.香りがあからさまに強くなってきた頃

この3点が当てはまれば、美味しく食べることが出来ます。
特に、1などは、見た目のきれいさと食べ頃は一致しない、ということです。

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▲まだ熟していないラ・フランス。左も右も状態は同じですが、お尻(花落ち)のほうから変色が進みます。

pear02.jpg
▲熟してくると、左のものから右のもののように、バナナのように茶色い斑点がどんどん増えていきます

追熟させたい場合は、必ず室温で保存しましょう。
冷蔵庫に入れてしまうと、なかなか熟しませんので要注意。

なお、出荷前に追熟させたものが店頭に並ぶこともあります。
このようなものは、買ってすぐに美味しく食べることが出来ます。


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バナナの鮮度はどこで見る?見切りのポイント [果物]

バナナは傷みやすい果物のひとつです。
それ故に、売り手側としても、鮮度の落ちているものは
早めに見切って売ってしまいたいものです。

ご存知の通り、バナナは成熟するにつれて茶色く変色していきます。
皮の表面に茶色いブツブツが表れる、
いわゆる「シュガースポット」が出た頃が、いちばん甘くて
食べ頃と言われます。

このシュガースポットが出た頃には、すぐに見切っておかないと、
途端に劣化しはじめます。

では、それ以外に、どこから傷み始めるのでしょうか。

まずは、陳列台とバナナの接面。
当然、ここに重みがかかるわけで、真っ先に傷み始めます。
房の上のほうは何ともないのに、
裏返したら、傷んでいた・・・なんてこと、よくあります。

これを防ぐためには、台とバナナが接している面を少なくすれば
良い訳です。
ですから、バナナはなるべく立てかけるようにして並べると、
下のほうの劣化を防ぐことが出来ます。

実は、もうひとつ、鮮度を見極めるポイントがあります。

それは、首の部分です。

バナナの首とは、いわゆる、房がつながっている部分のこと。
新鮮なバナナは、この首の部分が青々としているものです。

しかし、劣化してくると、この首の部分から茶色く変色していきます。

バナナの皮自体が、まだシュガースポットが出ていなくても、
首が変色しはじめたら、劣化が始まっているサイン。

売り手側としては、早めに見切っておくのが良いでしょう。
余計な廃棄を出さずに済みます。



蜜入りりんごの正体と見極め方 [果物]

秋になると、色々なりんごが出回り始めます。

一度は食べたことがある、いわゆる「蜜入り」のりんご。
もちろん、どんなりんごにも蜜が入るわけではありません。

りんごの名前に、「サン~」というつくものがあります。
たとえば、「サンふじ」「サンつがる」「サンジョナゴールド」などなど。

このサンというのは、サンシャインの略で、
いわゆる、日光を浴びているりんご、という意味です。

普通、りんごは実に袋をかぶせて栽培します。
こうすることで、色つきの良いりんごが出来るからです。
ですから、袋をかぶせないで栽培するサンのつくりんごは、
ちょっと褐色がかっていたり、色つきがまばらな感じになります。

蜜入りりんごは、ずばり、サンのつくりんごに出来ます。
ただし、すべての品種において蜜が入る訳ではなく、
蜜が入りやすい品種、入りにくい品種があります。

蜜入りりんごの代表的なものは、「サンふじ」です。

では、どうして蜜入りりんごが好まれるのでしょう。

よく勘違いされる方が多いですが、
蜜の正体は、「ソルビトール」という糖アルコールと水分で、
蜜自体が甘いわけでも何でもありません。
蜜のように見えることから、このように呼ばれ始めました。

この蜜がたくさん入っているほど、熟しており、
甘みが増している、という証拠なのです。

蜜がたくさん入っているかどうかを外から見極めるのは、非常に難しいです。
ただ、私の経験からは、お尻のほうがデコボコしているものが、
蜜が入っている割合が多いです。あくまでもご参考程度に。


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完熟のたねなし柿 [果物]

スーパーなどでよく見かけるたねなし柿。

実際に並んでいるものは、刀根(とね)柿という平核無柿の一種を
アルコールで渋みを抜いたものが多い。
つまり、元々は渋柿なわけです。

渋みの抜き方は色々ありますが、いちばん良く知られているのは、
ヘタの部分に焼酎をつけて、袋に密閉しておく方法でしょう。

たねなし柿は、やはり熟したものが甘みが格段に増し、美味しい。
中でも、完熟状態でぶよぶよになったものは、最高のデザートです。

熟していない柿を置いておいても、ぶよぶよの完熟になるまでに
相当の時間がかかるか、その前に腐ってしまうこともありますが、
たまーに、箱の中に1つか2つほど、このぶよぶよ柿が入っていたりします。

そんなものを見つけたら、まず少し冷蔵庫で冷やし、
横に切ってみましょう。

こんな感じに。

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あとは、スプーンですくって、食べるだけ。
柿のゼリーです。

ちなみに、完熟状態が美味しいのは渋柿であり、
富有柿などの甘柿は、完熟の一歩手前がいちばん美味しい状態なので、
お間違えなく(好みにもよりますが)。

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