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アイスプラントの食べ方 [野菜]

たまにスーパーなどで見かける、「アイスプラント」と書かれた葉っぱ。
ぱっと見では、表面に水滴がついているように見えます。

ウチの店でもまれに入ってきますが、
一体、どのように食べたらよいのか分からないお客さまも多いようです。

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▲アイスプラントの葉っぱ

この表面の水滴のようなものは、ブラッターセルという細胞で、
ここに塩分などのミネラル分が蓄えられています。

もともと、アイスプラントは海水でも育てられるほど、塩分に強い植物で、
塩分を吸い上げる能力があるため、塩害などの土壌改良のために
育てられることも多いようです。

したがって、この葉っぱを食べると、ほんのり塩味がします。

食べ方は、塩味を生かして、そのまま生食できるようなレシピが最適。
サラダにして食べるのが、いちばん良いでしょう。

常時取り扱っているお店は少ないですが、
見かけたら、一度お試しあれ。


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洋なしの食べ頃の見極め方 [果物]

10月頃になると、スーパーには洋なしが次第に姿を見せ始めます。

洋なしといっても、品種はさまざま。
最初の頃は、バートレットやオーロラなどが出回りますが、
10月の中旬頃には、誰もが一度は聞いたことがある、
ラ・フランスが出回り始めます。

ところで、これらの洋なし、
食べ頃を知らないと、何となく買ってきて切ってみたものの、
固くて全く美味しくなかった、なんてことになりかねません。
(実際に、そういったクレームを受けたことがあります)

洋なしは、収穫後に成熟する果実です。
ですから、店頭に並んでいるものは、まだ熟して食べ頃でないものが
多いのです。

とはいっても、洋なしの食べ頃の見極め方はけっこう簡単。

1.果皮が、緑色から茶褐色に変色してきた頃

2.軸のまわりを押してみて、やわらかくなった頃

3.香りがあからさまに強くなってきた頃

この3点が当てはまれば、美味しく食べることが出来ます。
特に、1などは、見た目のきれいさと食べ頃は一致しない、ということです。

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▲まだ熟していないラ・フランス。左も右も状態は同じですが、お尻(花落ち)のほうから変色が進みます。

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▲熟してくると、左のものから右のもののように、バナナのように茶色い斑点がどんどん増えていきます

追熟させたい場合は、必ず室温で保存しましょう。
冷蔵庫に入れてしまうと、なかなか熟しませんので要注意。

なお、出荷前に追熟させたものが店頭に並ぶこともあります。
このようなものは、買ってすぐに美味しく食べることが出来ます。


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赤くなったピーマンは劣化してるの? [野菜]

店頭に並んでいるピーマンの中に、
赤く変色したものを見たことはありませんか?

特に、袋入りのピーマンですと、
赤く変色しているピーマンは見切ってしまうことが多いです。

この赤いピーマンってなに?

ピーマンは、完熟すると元々赤くなるものですから、
ただ単に熟している、だけです。

ですから、赤くなったものが食べられないわけでもなければ、
腐っているわけでもありません。

赤ピーマンがたまに売られていますが、アレも元は普通のピーマンを
ただ完熟させただけで、品種が違うわけではありません。

緑のままですと、独特の青臭さや苦みがありますが、
完熟した赤いピーマンは、このような苦みが和らいでいるので、
ピーマンが苦手な子どもには良いかもしれません。

見切り品の中に、赤いピーマンがあったら、一度手にとってみては
いかがでしょうか。


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バナナの鮮度はどこで見る?見切りのポイント [果物]

バナナは傷みやすい果物のひとつです。
それ故に、売り手側としても、鮮度の落ちているものは
早めに見切って売ってしまいたいものです。

ご存知の通り、バナナは成熟するにつれて茶色く変色していきます。
皮の表面に茶色いブツブツが表れる、
いわゆる「シュガースポット」が出た頃が、いちばん甘くて
食べ頃と言われます。

このシュガースポットが出た頃には、すぐに見切っておかないと、
途端に劣化しはじめます。

では、それ以外に、どこから傷み始めるのでしょうか。

まずは、陳列台とバナナの接面。
当然、ここに重みがかかるわけで、真っ先に傷み始めます。
房の上のほうは何ともないのに、
裏返したら、傷んでいた・・・なんてこと、よくあります。

これを防ぐためには、台とバナナが接している面を少なくすれば
良い訳です。
ですから、バナナはなるべく立てかけるようにして並べると、
下のほうの劣化を防ぐことが出来ます。

実は、もうひとつ、鮮度を見極めるポイントがあります。

それは、首の部分です。

バナナの首とは、いわゆる、房がつながっている部分のこと。
新鮮なバナナは、この首の部分が青々としているものです。

しかし、劣化してくると、この首の部分から茶色く変色していきます。

バナナの皮自体が、まだシュガースポットが出ていなくても、
首が変色しはじめたら、劣化が始まっているサイン。

売り手側としては、早めに見切っておくのが良いでしょう。
余計な廃棄を出さずに済みます。



スーパーにおける白ねぎの鮮度の見分け方 [野菜]

いわゆる長(白)ねぎの、鮮度の見分け方。

ここで言う「鮮度」とは、そのもの自体に痛みがあるとか、
そういうことではなく、
商品が新しいか古いかを見極める方法です。

キャベツの話でも触れましたが、
スーパーでは、表面が変色したりしてきたものを切りなおして
出しているのは日常茶飯事です。

そのまま出せるような場合は、そのまま出すし、
正規の値段で売れそうにないものは、少し値下げして出す、
といった感じです。

この法則は、白ねぎにも当てはまります。

白ねぎは普通、頭のほうを揃えて切り落とします。
(これを、トリミング作業といいます)
何故切り落とすのかというと、
頭の長さが揃っていると見栄えが良いこと、
それから、切り口が新鮮だと、ねぎ自体の鮮度を訴求できるからです。

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▲トリミングされたねぎ

ただ、売り場に放置して時間が経過すると、
切り口がどんどん劣化していき、しぼんでいきます。
外皮も、水分の蒸発や変色が進みます。

そんなねぎは、裏に連れていかれて、
もう一度頭を切り直したりするわけです。
場合によっては、皮を1枚めくって表面をみずみずしく見せたり。

ですから、白ねぎの頭を見て、あまりに短いものは、
何度かトリミングされている、と疑ったほうが良いかもしれません。

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▲トリミングされたばかりのねぎ(左)と、売り場に半日出ていたねぎ(右)

逆に、そういうことを知っているお客さまも中にはいらっしゃるので、
売り手側としては、頭は短く切りすぎないようにしなければなりません。

他のねぎと比べて、やたら細いねぎも、皮がめくられてる可能性が
ありますのでご注意を。

ただし、回転の速い店では、わざわざ切り直しなんてやらずに、
そのまま、おつとめ品として見切ってしまうほうが多いです。


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サンドイッチに挟むトマトは何がいい? [野菜]

サンドイッチによくトマトの輪切りが挟まっていることがありますが、
パンに水分が吸収されてベットリしていた、
なんてものを見たことありませんか?

トマト(ミニトマト系を除く)には大きく二つに分けて、
「桃太郎トマト」 と 「ファーストトマト」 の2種類があります。

桃太郎トマトは、通年売っている、いわゆるフツーのトマトです。
果肉が軟らかく、水気が多いのが特徴です。

これに対して、ファーストトマトは、冬から春先に出回る冬トマトで、
ヘタのほうがきゅっと絞られた形をしており、
お尻がとんがっている形が特徴です。

ファーストトマトは、果肉がしっかりとしており、
スライスしても中のゼリー状の部分が崩れないのが特徴です。

したがって、サンドイッチに挟むなら、
断然、ファーストトマトのほうが、向いています。
ベタベタにならないのでね。

ただし、出回る時期が限られているため、
スーパーなどで通年通して普通に入手するのは、難しいでしょう。
旬の時期には、桃太郎、ファースト共に、並べて販売されています。


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蜜入りりんごの正体と見極め方 [果物]

秋になると、色々なりんごが出回り始めます。

一度は食べたことがある、いわゆる「蜜入り」のりんご。
もちろん、どんなりんごにも蜜が入るわけではありません。

りんごの名前に、「サン~」というつくものがあります。
たとえば、「サンふじ」「サンつがる」「サンジョナゴールド」などなど。

このサンというのは、サンシャインの略で、
いわゆる、日光を浴びているりんご、という意味です。

普通、りんごは実に袋をかぶせて栽培します。
こうすることで、色つきの良いりんごが出来るからです。
ですから、袋をかぶせないで栽培するサンのつくりんごは、
ちょっと褐色がかっていたり、色つきがまばらな感じになります。

蜜入りりんごは、ずばり、サンのつくりんごに出来ます。
ただし、すべての品種において蜜が入る訳ではなく、
蜜が入りやすい品種、入りにくい品種があります。

蜜入りりんごの代表的なものは、「サンふじ」です。

では、どうして蜜入りりんごが好まれるのでしょう。

よく勘違いされる方が多いですが、
蜜の正体は、「ソルビトール」という糖アルコールと水分で、
蜜自体が甘いわけでも何でもありません。
蜜のように見えることから、このように呼ばれ始めました。

この蜜がたくさん入っているほど、熟しており、
甘みが増している、という証拠なのです。

蜜がたくさん入っているかどうかを外から見極めるのは、非常に難しいです。
ただ、私の経験からは、お尻のほうがデコボコしているものが、
蜜が入っている割合が多いです。あくまでもご参考程度に。


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