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アイスプラントの食べ方 [野菜]

たまにスーパーなどで見かける、「アイスプラント」と書かれた葉っぱ。
ぱっと見では、表面に水滴がついているように見えます。

ウチの店でもまれに入ってきますが、
一体、どのように食べたらよいのか分からないお客さまも多いようです。

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▲アイスプラントの葉っぱ

この表面の水滴のようなものは、ブラッターセルという細胞で、
ここに塩分などのミネラル分が蓄えられています。

もともと、アイスプラントは海水でも育てられるほど、塩分に強い植物で、
塩分を吸い上げる能力があるため、塩害などの土壌改良のために
育てられることも多いようです。

したがって、この葉っぱを食べると、ほんのり塩味がします。

食べ方は、塩味を生かして、そのまま生食できるようなレシピが最適。
サラダにして食べるのが、いちばん良いでしょう。

常時取り扱っているお店は少ないですが、
見かけたら、一度お試しあれ。


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赤くなったピーマンは劣化してるの? [野菜]

店頭に並んでいるピーマンの中に、
赤く変色したものを見たことはありませんか?

特に、袋入りのピーマンですと、
赤く変色しているピーマンは見切ってしまうことが多いです。

この赤いピーマンってなに?

ピーマンは、完熟すると元々赤くなるものですから、
ただ単に熟している、だけです。

ですから、赤くなったものが食べられないわけでもなければ、
腐っているわけでもありません。

赤ピーマンがたまに売られていますが、アレも元は普通のピーマンを
ただ完熟させただけで、品種が違うわけではありません。

緑のままですと、独特の青臭さや苦みがありますが、
完熟した赤いピーマンは、このような苦みが和らいでいるので、
ピーマンが苦手な子どもには良いかもしれません。

見切り品の中に、赤いピーマンがあったら、一度手にとってみては
いかがでしょうか。


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スーパーにおける白ねぎの鮮度の見分け方 [野菜]

いわゆる長(白)ねぎの、鮮度の見分け方。

ここで言う「鮮度」とは、そのもの自体に痛みがあるとか、
そういうことではなく、
商品が新しいか古いかを見極める方法です。

キャベツの話でも触れましたが、
スーパーでは、表面が変色したりしてきたものを切りなおして
出しているのは日常茶飯事です。

そのまま出せるような場合は、そのまま出すし、
正規の値段で売れそうにないものは、少し値下げして出す、
といった感じです。

この法則は、白ねぎにも当てはまります。

白ねぎは普通、頭のほうを揃えて切り落とします。
(これを、トリミング作業といいます)
何故切り落とすのかというと、
頭の長さが揃っていると見栄えが良いこと、
それから、切り口が新鮮だと、ねぎ自体の鮮度を訴求できるからです。

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▲トリミングされたねぎ

ただ、売り場に放置して時間が経過すると、
切り口がどんどん劣化していき、しぼんでいきます。
外皮も、水分の蒸発や変色が進みます。

そんなねぎは、裏に連れていかれて、
もう一度頭を切り直したりするわけです。
場合によっては、皮を1枚めくって表面をみずみずしく見せたり。

ですから、白ねぎの頭を見て、あまりに短いものは、
何度かトリミングされている、と疑ったほうが良いかもしれません。

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▲トリミングされたばかりのねぎ(左)と、売り場に半日出ていたねぎ(右)

逆に、そういうことを知っているお客さまも中にはいらっしゃるので、
売り手側としては、頭は短く切りすぎないようにしなければなりません。

他のねぎと比べて、やたら細いねぎも、皮がめくられてる可能性が
ありますのでご注意を。

ただし、回転の速い店では、わざわざ切り直しなんてやらずに、
そのまま、おつとめ品として見切ってしまうほうが多いです。


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サンドイッチに挟むトマトは何がいい? [野菜]

サンドイッチによくトマトの輪切りが挟まっていることがありますが、
パンに水分が吸収されてベットリしていた、
なんてものを見たことありませんか?

トマト(ミニトマト系を除く)には大きく二つに分けて、
「桃太郎トマト」 と 「ファーストトマト」 の2種類があります。

桃太郎トマトは、通年売っている、いわゆるフツーのトマトです。
果肉が軟らかく、水気が多いのが特徴です。

これに対して、ファーストトマトは、冬から春先に出回る冬トマトで、
ヘタのほうがきゅっと絞られた形をしており、
お尻がとんがっている形が特徴です。

ファーストトマトは、果肉がしっかりとしており、
スライスしても中のゼリー状の部分が崩れないのが特徴です。

したがって、サンドイッチに挟むなら、
断然、ファーストトマトのほうが、向いています。
ベタベタにならないのでね。

ただし、出回る時期が限られているため、
スーパーなどで通年通して普通に入手するのは、難しいでしょう。
旬の時期には、桃太郎、ファースト共に、並べて販売されています。


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アスパラはどうして立てて売られているのか [野菜]

スーパーなどでは、アスパラを横に寝かせて売っているところは
あまりないと思います。
店によっては、アスパラをうまく立てられるような什器を使っているところも。

何でアスパラをわざわざ立てて売るのでしょう。見た目の問題?

それは、寝かせておくと、光の方向にアスパラが曲がっていってしまうからです。

もともと、アスパラは光に向かってにょきにょきと成長するもの。
ですから、たとえ収穫された後でも、寝かせた状態で光が当たった状態にしておくと
そちらの方向に向こうと曲がってしまいます。
また、その際にエネルギーを消費し、鮮度が落ちてしまいます。

また、これは野菜全般に言えますが、
成長した方向と違う向きに陳列すると、野菜にストレスがかかり、
劣化が早くなります。
ですから、だいこんなども、横ではなく縦に陳列するのが正解です。

カットされたキャベツの断面がボコッと膨らむ理由 [野菜]

スーパーでよく売られている、半分にカットされたキャベツ。
断面がボコッと膨らんでいるものを見たことはないですか?

キャベツや白菜などは、芯の部分が残っているとまだ生きているのです。
ですから、成長しようとして、膨らんできてしまうのです。

すなわち、断面がボコッと膨らんでいるキャベツや白菜は、
カットされてから時間が経過している、という訳です。

よく、変色していないかどうかで鮮度を判断しがちですが、
私の経験上では、変色する前に、膨らみはじめるほうが多い気がします。

よくある話ですが、こういうものはいったん裏に下げて、
切りなおしてるっていうオチが待っています(笑

これを逆に考えると、キャベツや白菜を保存する際は、芯をくりぬいて
そこに濡れたペーパータオルでもつっこんでおくと、
長持ちさせることが出来ます。



大根にすが入っているかどうかを調べる方法 [野菜]

大根を1本買ってきて、
さぁ、料理しよう、と切ってみたら、すが入ってた・・・
なーんてこと、まれにありますよね。

こればっかりは、切ってみなきゃ分からない、というのが正直なところで、
絶対に避けたい、という方は、カットされた大根を買うのが無難でしょう。

ただ、ある程度、見極められる方法があります。

ポイントは、葉っぱの茎です。

茎のほうを1本、ぽきっと折ってみましょう。

このとき、茎の断面に穴が開いていたら、
かなりの確率で、すが入っています。

さすがに店頭でだいこんは切れないでしょうけども、
茎の1本ならば、怒られることはないはず。

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▲茎を二つ折りにした状態。中に空洞があると、だいこん自身も空洞化が起きている可能性が高い。

ただし、すが入る前兆みたいな状態のものは、この方法では
見つけられないかもしれません。



かいわれ大根の鮮度の見極め方 [野菜]

さて、問題です。
かいわれ大根は、どこを見れば鮮度が見極められるでしょうか。

茎の色? 葉が枯れていないか?

ぱっと問題を出されると、なかなか答えられないかもしれません。
でも、すごく単純。

正解は、茎の長さです。

かいわれ大根を育てたことのある方ならすぐにピンとくるでしょう。
そう、実は、売られている状態でも、成長しているわけです。

ですから、短いほうが店頭に並べられてから時間が経っていない証拠。

逆に、ふたの付近まで葉がわさわさとしているものは、
店頭に並べられてから、時間が経過している証拠。

成長しきった状態で店に入ってくることは、普通はあり得ませんからね。

かいわれ大根に限らず、スプラウト関係のものはほとんど当てはまります。

どれもこれも、わっさわさのかいわればかりの場合、
その店の野菜の回転率が悪いことを疑ってみてもいいかもしれません。



レタスは重いほうがお買い得? [野菜]

知ってる人は知ってる話ですが、
スーパーでたまに耳にする会話。

「あー、こっちのレタスのほうが重いよ。こっちにしようよー」

うーん、それ、間違ってるんだけどなぁ・・・と思わずつっこみたくなってしまう。

ずばり、レタスは軽いほうが美味しい。

重いものは、収穫が遅れ、成長が進んでしまっており、
葉が固くなってくるので苦みが出てしまうのです。

1/2カットされているものならば、断面を見れば分かりますが、
中がぎっしり詰まっていないものを選びましょう。


なお、梅雨時のレタスには要注意。
ただ重いだけならまだしも、梅雨時のレタスは、雨が中にたまってしまい、
水分で中が腐って重たくなっている可能性があるため。

玉の状態で見極めるのは難しいですが、重い場合、
上から軽く押してみて、ぐにゃっとした感触があるものは要注意です。


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